第3回環境フォーラムの開催
10月26日(火)、カナディアン・アカデミーとドイツのヘルバルト校の皆さんをお迎えして、第3回目となる『環境フォーラム』と『ザ・ワールド・チルドレン・サミット』を開催しました。
本校の生徒達の大きな拍手に迎えられて両校の生徒達が入場、ステージに整列し代表者の挨拶が終わったところで私が登壇し、最初にコミュニケーションを深める意味で、英語(グッド モーニング)、ドイツ語(グーテン ターク)、日本語(こんにちは)の3か国語で相互に挨拶を交わしました。そして、次のような趣旨のオープニングスピーチを行ないました。
〝我々が住む地球は豊かな水に覆われており、太陽系の中で唯一生物が住む惑星です。しかし、残念ながら、この100年少しの間に地球のいたるところで環境が著しく悪化してしまいました。これは人間が熱帯雨林やマングローブの林や森の木を大量に伐採し、豊かな生活を求めて石油や石炭等の化石燃料を大量に消費してきたからです。この結果、温暖化や異常気象等が起こり、サンゴ礁の白化に代表されるような環境破壊が進み、今では1年間で実に4万種類の生物が絶滅しています。
現在、雲雀丘学園では2年前より環境教育に取り組んでいますが、この基本は「学び 考え 行動する」ということです。単に知識を吸収するということではなく、行動するということが何よりも大切です。学校や家庭において、無駄な電気を消す、水を流しっ放しにしない、食べ残さない、ゴミを出さない等やるべきことはたくさんあります。まず自分達のできる身近なことから始めましょう。
また、環境に配慮するということは、人間に対する思いやりやりや真心を育てることに繋がります。環境を大切にするということは本校における人間教育の大きな柱なのです。一人ひとりが、かけがえのない地球を守るという気持ちで、環境活動に取り組んでいきましょう。そして、雲雀丘から日本や世界へ、この活動の輪を広げていきましょう。〟
続いて、千葉県の成田西中の生徒とカナディアン・アカデミー、ヘルバルト、雲雀丘の3校の生徒による活動報告、全員参加のクイズ、パネルディスカッション、夢・スローガンの発表の後、この大会開催にあたって尽力したメンバーに認定書が授与され、最後に参加者全員による三本締めで無事閉会しました。
この大会を機に、生徒達が環境に対する意識を高めていってくれることを期待しています。