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凡事徹底の姿勢を貫く

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  私は30年を超える民間企業での勤務の経験を通じて、社会で役立つためには〝当たり前のこと、簡単なことをしっかりやる〟という姿勢が不可欠であるということを学んできました。
  本校においては〝人間力〟と〝学力〟の両立を教育の柱に掲げています。よく人間力と学力は〝相反するもの〟であるとか〝相関関係はない〟という人がいますが、この考え方は間違っています。また、人間力を高めるためにはどういう勉強をすれば良いのかということを聞かれることもあります。しかし、人間力を高めるための特効薬はありません。
  社会で活躍している人達に共通しているのは〝凡事徹底〟の姿勢です。つまり「爽やかな挨拶」「キッチリした服装」「時間の厳守」「整理整頓」「約束を守る」「お礼状を書く」「素直に反省する」といった日々の行動です。そのため、校長就任以来、この〝凡事徹底〟の大切さを言い続けてきました。現在取り組んでいるのは「挨拶」と「服装」「バッヂの佩用」「時間厳守」ですが、先生方の指導もあって、最近はかなり浸透してきているようです。
  具体的な事例を挙げると遅刻が激減してきました。クラスの中には学期を通じて遅刻者がいないというところもでてきましたが、一方で遅刻が常態化しつつある生徒も見受けられます。また、教室の清掃や整理整頓についても日々隅々までキッチリとできているクラスもあり、これらのクラスについては学期末の終了式で表彰しています。また、昼休みに芝生の上で遊んでいる生徒が予鈴と共に一斉に校舎内に戻るということも徹底されています。こういうことがキッチリできるようになると、学力は確実に上がると思っています。
  しかし、まだ挨拶が十分できていない生徒、バッヂをつけていない生徒、ゴミが落ちていてもそのまま通り過ぎていく生徒等も散見されます。引き続き、凡事徹底の大切さを訴えていきたいものです。