週刊朝日に掲載~選ばれる私学
この度、週刊朝日(11月19日号)に『選ばれる私学~関西名門校 共学校編』というタイトルで、本校が紹介されました。〝学校改革によって大きく実績を伸ばし、注目を集める共学校〟ということで大阪府、京都府、兵庫県の5校が取り上げられています。この記事掲載にあたっては、先日森上教育研究所の森上展安代表の司会で5校の校長による誌上座談会が開催され、それぞれの学校の建学の精神や特色ある教育活動、人間教育と学力向上に対する取り組み等をお互いに紹介し合い、意見交換を行ないました。
本校はコース制の導入をはじめとする学校改革に着手してまだ4年目で、本年3月に新コース制導入後に入学した生徒達が初めて大学進学を果たしたばかりです。以前に比べると進学実績は顕著に伸長しましたが、まだまだ満足すべき状況ではありません。一方で人間力を養成するための大きな柱として、環境教育に注力すると共に高校の新校舎建設をはじめとする学習環境の整備を進めてきました。そして、3年後の2013年を中期計画の完成年度として『あるべき姿』を描き、この達成に向けて改革を継続してきています。
学校改革の基本の考え方は『創立の精神の体現』であり、孝道(親孝行)をベースとした〝社会で役立つ人材〟の育成を掲げています。私は以前パナソニック(松下電器)での勤務を通じて、社会で活躍している人材を常に見てきました。本校の校是は「高志・自律・努力」ですが、これこそ社会で活躍できる人間像にぴったり当てはまると考えています。
また、雲雀丘学園は本年創立60周年を迎えましたが、これを機に「人間教育の充実」と「学力の向上」の両立をはかる関西を代表する学園を目指して、2013年以降の新たな目標を模索しています。
入学を目指す皆さんに送る言葉は〝高い志が道を拓く〟ということにしました。自己の名声や名誉といった野心や野望を優先するのではなく、〝人のため、社会のために尽くす〟という志が大切であると思っています。