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留学生に対する面談指導

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  高校には以前、普通科と国際科という二つのコースがありましたが、4年前に新たなコース制を柱とする高校の改革を行ないました。この狙いは、単に国際科を廃止するという消極的な考え方ではなく、グローバル化が急速に進展する中で、これまで国際科が培ってきたグローバル感覚をすべてのクラスに広げていこうとするものです。従って、ニュージーランド研修、JICAとの交流、海外留学等についてはカリキュラムとの調整を行いながら継続することにしています。
  先日、この冬、新たに留学する高校1年生に対する渡航前の校長面談を行ないました。今回は1人がアメリカ、3人がニュージーランドの現地校に留学しますが、このうちの2人の生徒は昨年のカナダ研修、今年の夏のニュージーランドの語学研修に参加しています。
  私は生徒達に次の4つのことを話しました。
①日本の常識は世界の非常識ということも数多くあり、国外から日本を客観的に見ることは貴重な経験になると思う。是非、海外で色々な体験をして欲しい。  ②留学を通じて、語学力は向上すると思う。語学力というのはITスキルと同様、一つのツールにすぎない。要は語学を使って何をやるかが大切である。  ③帰国は来年の年末になるため、すぐに大学への進学を検討しなければならなくなる。是非将来の進路をしっかりと考えておいて欲しい。  ④このような貴重な経験ができるのも、両親のお陰であると思う。感謝の気持ちを忘れないで欲しい。
  また今週末にはオーストラリアに留学していた生徒が高校2年生に帰学する予定です。この生徒も過去に雲雀丘のカナダ研修に参加した生徒です。この他にも高校2年生の生徒がカナダに、高校1年生の生徒がアメリカに留学中であり、2人とも来年の6月に帰国する予定です。
  一方で、海外(アメリカとカナダ)からの留学生も、高校2年生と高校1年生に1人ずつ在籍しています。グローバル化が進む中、これからも海外との交流を更に進めていきたいと思っています。