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期末考査を終えて

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  12月7日(火)、先週の木曜日から5日間にわたって実施されていた定期考査が終了しました。生徒達には何が難しかったのかを質問していますが、個人差が相当大きいように思います。人間であれば得意なものと不得意なものが必ずあります。しかし、最初はそんなに大きな差はなかったのではないでしょうか。昔から「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、好きなものは色々と工夫して繰り返し行なうから上達するのに対して、嫌いなものは嫌々やるためどうしてもうまくいかないものです。特に、興味のないもので丸暗記だけをしているようなものは、なかなか力がつかないと思います。力がつかないからますます面白くなくなる。面白くないから仕方なしにやるという負のスパイラルに陥ります。逆に興味のあるものは喜々として取り組むため、力がつく。力がつくから自発的に取り組むというように正のスパイラルになります。このようにして、最初はほんのわずかな差であったものが、時間が経つにつれて途方もない大きな差になってくるように思います。
  一方、職員室では先生方が答案の採点を始めています。「出来はどうですか?」という質問をすると、「思ったよりできています。」「大体予想通りです。」「あまりできていません。」とさまざまな答えが返ってきますが、先生にとっては生徒がどれだけ教えたことを理解してくれているかは実に気になるところです。
  いずれにしても、定期考査というのはPDCAサイクルで言えば、C(Check) の段階にあたります。 先生にとっては定期考査の結果によって、これからの授業をどのように展開していくかを考える良い機会になるでしょうし、生徒にとっても日頃の努力の成果が顕著に現れ、今後の学習に繋がる機会になるように感じています。
  生徒達はこれから長い人生を歩むことになりますが、人生は毎日毎日がテストの連続です。朝に発意し、昼間に実行し、夕べに反省する。月の初めに発意し、月の終わりに反省する。1年、5年、10年単位でも同じことが言えるのではないかと思っています。是非、反省する習慣を身につけて欲しいものです。