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切磋琢磨の大切さ

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  今週火曜日の午後、広島県の私立中学・高等学校の教頭先生29名が来校されました。各都道府県においては、私学の校長や教頭等の管理職、分掌、教科等それぞれの役割に応じて、研修の機会を設けています。今回お見えになったのは、この中の「私立中学・高等学校協会教頭部会」の皆さんです。早速、新校舎を中心に施設見学をしていただきましたが、太陽光発電や屋上緑化、LED照明、ICT等の導入状況について色々な質問がありました。
  校舎見学の後、私からパワーポイントを使って「本校の教育活動の現状」について説明を行ないました。2007年に高校のコース制を柱とする学校改革に着手してから今年で4年目を迎え、徐々に成果は見えつつありますが、まだまだやるべき課題は山積しています。特に、今のように変化の激しい時代には、まさに「進歩なきものは退歩」という言葉のとおり、現状のままにとどまるということは取り残されてしまうことを意味します。
  私は〝学校づくりにあたって留意して欲しいこと〟として、次の5点をお話ししました。
  ①どのような学校を目指すかというビジョンが明確になっており、しっかりとした戦略が構築されている。
  ②全員がこのビジョンに向かって行動を起している=ベクトルが合っている
(一枚岩、全体最適)
  ③生徒の育成ということが第一義に考えられている
  ④目は外部(世の中の流れ・ライバル校)に向けられている
  ⑤自己評価ではなく外部評価が優先されている
  そして、あるべき姿に向かって具体的な計画への落とし込みができており、P-D-C-Aのサイクルがキッチリとまわっていることが大切です。
  説明の後、意見交換の場を設けましたが、活発な発言が相次ぎ、大変有意義な時間を持つことができました。また、お持ちいただいたそれぞれの学校案内のパンフレットを見ると、独自の特色ある取り組みを推進されており、学ぶべき内容が数多くあるように感じました。変化の時代には〝他に素直に学ぶ〟という姿勢が何よりも大切です。これを機会にお互いの交流を進め、切磋琢磨していきたいと思っています。