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インフルエンザに対する感染予防

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  最近、毎日のようにインフルエンザに関するニュースが報道されるようになってきましたが、全国のインフルエンザの情報をとりまとめているのが国立感染症研究所です。
  この研究所は随時全国のおよそ5000の医療機関からの報告データをもとにインフルエンザの流行状況を確認しています。これによると、今月10日~16日までの1週間にインフルエンザで医療機関を受診した患者は78万人に達しました。そして、流行状況を示す1つの医療機関当たりの患者数は12.09人と、前の週(1月3日~9日は5.06人)の2.4倍に増加しました。その前の週が2.3人であったことを考えると、2週間で5倍以上ということになります。
  国立感染症研究所では流行のレベルを次の三つに分けています。すなわち、医療機関当たりの患者数が「1.0人」超になると流行開始の目安、次いで「10人」が注意報レベル、そして「30人」が警報レベルです。そして、現在の状況は既に26の都道府県で注意報レベルの10人を超えており、本格的な流行に入ったとみられるということです。
  また、現在流行しているのは、ほとんどが昨年世界で大流行した「新型」であり、患者の年齢層は20代、30代があわせて4割弱を占めています。そして、流行のピークは来月上旬にかけてと見られており、丁度大学や私立高校の入学試験の時期に当たります。この本番において、これまで積み上げてきた実力を十分に発揮するためには、インフルエンザに対する予防を行ない、万全の体調管理で望むことが大切です。手洗いやマスク、うがい等を徹底すると共に、不幸にして感染した場合は、せきエチケットを守り、周囲に広げないよう一人一人が注意して欲しいと思っています。