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恒例の寒稽古始まる

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  1月25日(火)、3学期が始まって既に半月以上が経過しましたが、恒例の寒稽古が始まりました。この寒稽古はこれまで阪神大震災の年を除いて毎年実施している本校の伝統行事で、今年で32回を迎えました。
  本校においては人間教育の一環として、男子の体育の授業の中に武道を取り入れ、剣道と柔道のどちらか一方を選択させていますが、この寒稽古には高校3年生を除く全生徒と剣道部、柔道部の部員が参加することになっています。本日は中学1・2年が対象でしたが、生徒達は朝7時に集合し、約1時間にわたって白い息を吐きながら汗を流しました。一年で最も寒さの厳しいこの時期には、各地でさまざまな寒稽古が行なわれていますが、この目的は逞しい肉体を養成するというだけではなく、旺盛な気力や忍耐力、集中力等の精神面を鍛えることです。
  日本では、柔道、剣道、弓道、合気道、相撲道等の武道や華道、茶道、香道等の芸道がありますが、これらは単に相手を倒す技術を身に付ける事や、形の美学を学ぶだけではありません。〝道を極める〟という言葉があるように、「相手を尊重する」「感謝する」礼儀を重んじる「自分の心を整え正す」ことを通じて、人間力を高めることが大切です。
  なお「寒」というのは、暦の上では寒さが最も厳しい二十四節気の「小寒」から「立春」の前日である「節分」までの約30日間を指し、「大寒」はこの中間にあたります。今年は寒の入りとなる小寒が1月6日、大寒が1月20日、節分は2月3日、寒明けの立春は2月4日です。

  生徒達は間もなく進級・進学しますが、この行事を通じて心と体の両面を引き締め、これから学習や部活動に励むことにより一層の成長をはかって欲しいと思っています。

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