第53回高等学校卒業式を終えて
2月19日(土)、素晴らしい天候の下、第53回の高等学校卒業式を挙行しました。今年の卒業生は高校改革をスタートさせて2年目に入学した260名の生徒達です。丁度9時半に司会の指示に従って、卒業生が保護者や在校生、教職員の大きな拍手で迎えられ席につきました。
開式の辞の後、全員起立してピアノ伴奏による国歌斉唱を行なった後、卒業生全員に一人ずつ卒業証書を授与しました。続いて高校3年間、無遅刻・無欠席・無早退の23名の生徒に皆勤賞を授与しました。この中の8名は中学・高校あわせて6年間皆勤であり、司会から紹介されると出席者からは感嘆の声と共に大きな拍手が送られました。3年間の高校生活の中では、「病気になる」「体調を崩す」「挫けそうになる」といったこともあったのではないかと思います。しかし、これらを乗り切って今日を迎えたのは素晴らしいことであると思います。また、今回皆勤賞を受賞した者は学業面や部活動の面でも優れた成績を残している生徒が多いようです。
〝継続は力なり〟とか〝一生は一日の積み重ね〟という言葉がありますが、一見簡単なようでも続けることはなかなかできないものです。この皆勤という輝かしい体験を糧にし、これからの人生においても、このような姿勢を貫いていって欲しいものです。
式辞では、将来社会で役立つ人間になるために「高い志を持ち果敢に挑戦する」「共生・共に生きる」「感謝の気持ちを忘れない」という3つのことを心がけて欲しいという主旨の話をしました。その後、ご来賓の祝辞、在校生代表による送辞、卒業生代表の答辞と続き、在校生・教職員による「蛍の光」と卒業生による「仰げば尊し」、全員による「学園歌」の斉唱、最後に閉式の辞で感動溢れる卒業式の幕を閉じました。
これで卒業式は一旦終了しましたが、引き続き3年生の担任に対して各クラスの卒業生からお礼の言葉と花束が贈られ、最後に卒業生全員から先生方に対して感謝の言葉が述べられました。途中、多くの生徒・保護者・先生は感激のあまり溢れる涙をこらえることができない様子でした。この後、記念撮影が行なわれ、午後からは告天舎において有志の保護者による謝恩会が開かれました。一方で卒業生達は写真撮影をしたり、何時までも名残惜しそうに友人と語り合っていました。
53期生が新しい生活の第一歩を力強く踏み出してくれることを心より願っています。