英語力を高める~英単語テストの実施
本校においては、語彙力を増やし英語力の向上をはかることを目的として、英単語テストを年2回行なっています。現在は中学校入学時に1700語の英単語集を購入してもらい、前期と後期にそれぞれ100問を出題、続いて高校でも卒業時に必要な単語の修得を目標として、このテストを実施しています。
一般的に語学の力をつけるには、できるだけ簡単な語彙を用いて作られている基本文を徹底的に暗記することが必要であると言われていますが、英語の場合には他の言語に比べて語彙数が多いため、2000語位まで覚えなければ基礎ができあがらないようです。また、イギリスやアメリカは当然のこと、急成長が期待されるインドや資源国であるカナダ・オーストラリア・南アフリカ連邦、国際競争力で1・2位のシンガポール・香港、その他ニュージーランド・ナイジェリア・カメルーン等も公用語は英語です。そして昨今グローバル化がますます進展してきていますが、世界のほとんどの国では英語が通じるため、英語とITスキルは今やビジネスマンとしての必須のツールとなっています。
日本はこれまで、1億人を超える人口を有していたこともあり、多くの企業は内需と輸出を中心とした経営を行なってきました。このため日本企業はグローバル化の波に乗り遅れてきましたが、今後は海外での事業展開が不可欠になってきています。しかし、残念なことにグローバル人材の不足が大きなネックになっているのです。このため、最近では上位の役職や資格に昇進する条件としてTOEICの得点レベルを決めるという企業も増えてきました。
日本人にとっては他の国の人よりも英語をマスターするには大きな努力が必要なのかも知れませんが、何事も一朝一夕には成就しません。生徒達が日々地道な努力を継続し、英語力を高めていって欲しいと思っています。