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〝生き方〟〝働き方〟を学ぶ~ 稲盛和夫氏

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  経営ということを考える際には、優れた経営者の思想を学ぶことが大切です。私も毎年の経営計画を立てるこの時期には、これらの人の考え方を読み直すことにしています。本日は京都セラミック・第二電電の創業者であり、現在日本航空の会長として会社の再建に取り組まれている稲盛和夫氏の経営思想を紹介します。稲盛氏は「盛和塾」の塾長として人材育成に注力されると共に多くの著書を出されていますが、この中に掲載されている内容は学校経営にも大いに役立つと思っています。

 1.事業の目的、意義を明確にする  ⇒公明正大で大義名分の高い目的を立てる
 2.目標を明確に立てる  ⇒立てた目標は常に社員と共有する
 3.強烈な願望を心に抱く  ⇒目標の達成のためには、潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと
 4.誰にも負けない努力をする  ⇒地道な仕事を一歩一歩、堅実にたゆまぬ努力を
 5.売り上げを最大限に、経費を最小限に
 6.値決めは経営なり  ⇒値決めはトップの仕事、お客も喜び自分も儲かるポイントは一点である
 7.経営は意志で決まる  ⇒経営には岩をも穿つ強い意志が必要
 8.激しい闘魂をもつ  ⇒経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要
 9.真の勇気を持つ  ⇒卑怯な振る舞いがあってはならない
10.常に創造的な仕事を行う  ⇒今日より明日、明日より明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる
11.思いやりの心で誠実に
12.常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で


  また、次の言葉も大いに参考になります。
 ◇世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である。
 ◇バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。
 ◇一日一日を懸命に生きれば未来が開かれていく。
 将来を見通すということは、今日を努力して生きることの延長線上にしかない。
 ◇経営とは、人として正しい生き方を貫くことだ。
 ◇自分自身が考えていることの、その動機は善なりや、私心なかりしか。
 ◇今日の成果は、過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。
 ◇人生の結果 = 「考え方」 × 「熱意」 × 「能力」