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学校経営~経営方針を明確にする

PDCA.JPG             本日で22年度も終了し明日から新年度に入ります。本校では新年度にあたって、学校の経営方針とクラブ顧問や一人一役運動の担当を発表することにしているため、午後から教頭先生と最終の打ち合わせを行ないました。    学校の教育活動が円滑に推進されていくためには、方針が明確になっており、この方針に沿って、各教職員が同じ方向に向って行動していることが大切です。かつて本校では新年度にあたって、細部にわたる経営方針を発表するということはなかったようです。また、学園全体の教職員を対象にした『合同職員会議』も4月の末に開催されていました。5年前、本校に赴任してきた時には、新年度になって中学・高校の全教職員が集まるのは入学式の前日であり、この日に職員会議や教科会議が開かれ、職員室の机の移動を行ない、入学式の準備をしていました。これは私も含めて、公立高校で勤務していた先生には考えられないことでした。これでは、十分な準備ができないまま新学期がスタートすることになります。とりわけ、新たに本校で勤務される先生にとっては、担当する学年や分掌、クラス、等に関する詳しい情報がないまま、授業を行なうことになってしまいます。そのため、早速、新年度の初めに『中・高の職員会議』を行なうことに変更しました。そして、新任の先生には極力都合のつく範囲で、事前に来校いただき、教科の打ち合わせをお願いすることにしました。                                           また、4月末に開催されていた学園全体の『合同職員会議』の時期を年度当初に行なうことを学園事務局に提案しました。この結果、翌年からは年度初めに学園全体の合同職員会議が開催されることになりました。しかし、この会議は2つの幼稚園、小学校、中学・高校、事務局と学園全体の教職員を対象にしているため、中学・高校としての発表時間を十分にとることはできません。従って、この合同職員会議に先立ち、中・高としての職員会議を開催し、パワーポイントを使って、詳細な経営方針の発表や各人の担当の発表を行なうことにしました。そして、この会議には通常の職員会議のメンバーになっていない非常勤の教職員も参加することになっています。                                        この経営方針発表会は〝学校としての進むべき方向を示し、意思結集をはかる〟という点では管理職である校長や教頭にとって極めて重要な役割です。学校を経営していくにはP(Plan)-D(Do)-C(Check)-A(Act)のサイクルを回していくことが必要ですが、最初の『P』にあたるのが経営計画をつくり、教職員に周知徹底することなのです。   現在、年度初めに詳細な経営方針を発表している学校はあまりないようですが、明日は全教職員にしっかりと方針を示していきたいと思っています。