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中学卒業式の式辞から~①卒業を機に意識を変える

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  中学校の卒業式では、卒業生に2つのことを話しましたので、以下紹介します。

  〝一つ目は『中学卒業を機に意識を変える』ということです。これから皆さんが進む高校は中学とは異なり、義務教育ではありません。気持ちを切り替えないと、中学四年生ということになってしまいます。これまで皆さんは親や先生から生活面や学習面での色々な指導や助言を受けてきました。そして、どちらかと言えば自ら行動するというのではなく、受身の姿勢が強かったのではないかと思います。皆さんは三年後には大学に進学し、やがて社会に出ることになります。社会に出て活躍するためには 〝人から言われなくても自主的にやる。〟という姿勢が何よりも大切です。
  先日私は、皆さんが高校進学にあたって自分なりの思いを込めて書いた作文に目を通しました。この中で皆さん一人ひとりが、真剣に自分の将来について考えているということがわかり、心強く思いました。しかし、この夢や思いを実現するのは、皆さん自身です。お父さんやお母さんや先生ではありません。
  意識が変われば自ずと行動が変わります。行動が変われば習慣が変わります。これから高校入学までの二十日間は、皆さんが力強く高校生活をスタートするための助走期間です。そのためには規則正しい生活を送り、しっかりと学習する習慣をつけておくことが大切です。中学時代にできていなかったことはそのままにせず、必ず、この期間にやりあげるようにしておいてください。そして、中学時代のツケを高校まで持ち越さないという強い決意で臨んでください。〟