平成23年3月度度理事会の開催
3月15日(火)10時より、平成23年3月度の雲雀丘学園理事会が開催されました。本学園では、企業の経営者や地域の著名な方、学識経験者に理事に就任いただき、定期的に理事会を開催し、学園に対するご意見やアドバイスをいただくと共に重要案件の報告や審議を行なっています。
冒頭鳥井理事長からご挨拶があり、平成22年度の事業報告・決算見込みの報告、平成23年度事業計画・予算案の承認決議が行なわれました。次いで平成23年度における学園の教育並びに経営方針と中・高、小学校、両幼稚園からそれぞれの教育計画の説明を行ないました。
私はまず平成25年度における「中期目標」と「あるべき姿」を示し、中学・高校の入試状況(入口)、生徒の育成の取り組み(校内)、大学への進路状況(出口)について説明しました。次いで平成23年度の教育方針・経営方針を発表しました。出席メンバーからは、学園のビジョン、人間教育、生徒の確保、幼稚園・小学校・中高の連携等についての活発な意見が出されました。
本学園を取り巻く環境は少子化の進展に加えて、公立高校の無償化や大阪府の私立高校入学者に対する助成制度の導入等激変しています。現在の日本はどの業界や分野においても従来の延長線上の考え方から脱却していくことが求められています。更に、今回の東北・関東震災の影響で、経済状況が大きく変わり、国民の生活そのものも見直さなければならないことになると思います。この難局を乗り切るためには改革に次ぐ改革が必要になってくるのは間違いありません。そして、立ち止まっているところは確実に取り残されるということになります。言い換えると、二極化が進み優勝劣敗がはっきりしてくるということです。
これは教育界も例外ではありません。本学園においても今起こっている変化をしっかりと受け止め〝すべての校種が危機感を共有して新たな施策を打ち出していかなければならないと思っています。