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第56回中学校卒業式の開催

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  3月19日(土)、昨日までの寒さも急速に和らぎ、暖かな天候の下、56回目となる中学校の卒業式を行ない、153名の生徒一人ひとりに私から卒業証書をお渡しし、次いで3年間欠席・遅刻・早退しなかった15人の生徒に対して皆勤賞の授与を行ないました。続いて、県大会3位以上の成績を上げた団体・個人に対して特別表彰を行ないました。今年の受賞は「放送部」「女子硬式テニス部」「ギター・マンドリン部」「囲碁部」です。
  引き続いて、校長式辞式辞、理事長挨拶、祝電披露、「卒業生の言葉」、最後に卒業生全員による「卒業の歌、旅立ちの日に」、全員による「学園歌」で卒業式は感動のうちに終了しました。
  式が終了した後、卒業生達はこれまでお世話になった担任の先生方に「有難うございました。」というお礼の言葉に添えて、壇上で花束を手渡しました。
  今年の卒業生はコース制を導入した最初の年に入学した生徒達です。この3年間の中学生活において、生徒達は学業や部活動はもとより、クラス一丸となって、体育大会や文化祭に取り組みました。
また、「環境フォーラム」や「林間学舎での植樹」「沖縄への研修旅行での珊瑚の植え付け」「校庭の芝生の張り付け」等のさまざまな環境活動を通じて「学び 考え 行動する」という姿勢を身につけたのではないかと思います。本校ではこれらの環境活動を人間教育の一環として位置づけており、人間力の涵養にもつながったのではないかと思います。そして、生徒達は学力だけではなく、体も心も大きく成長しました。
  私は式辞の中で二つのテーマを取り上げました。一つ目は中学卒業を機に「意識を切り替える」ということです。ほとんどの生徒達がそのまま雲雀丘学園の高校に卒業することになっていますが、意識を切り替えないと、中学4年生ということになってしまいます。二つ目は「困難に打ち勝つ」ということです。人生には数々の困難が待ち受けています。これに打ち勝つために、今回の巨大地震に遭遇して懸命に生き抜こうとしている人達の例をとりあげました。
  そして、最後に皆さんが今日このように卒業式を迎えられるのは、お父さん、お母さんをはじめ多くの人達のお陰であり、感謝の心を持ち続けて欲しいということをお願いしました。
  生徒達が新しい生活に向けて力強くスタートしてくれることを祈っています。

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