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震災の体験を語る

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  3月18日(金)午後、一昨年東北大学に進学した I さんが学校を訪ねてくれました。
  彼女は学年やクラスの中でも常にリーダー的な存在であっただけではなく、中高を通じてギターマンドリン部に所属し、連続して全国大会への出場を果たす等、部活動での活躍も目を見張るものがありました。先週の地震が起こった時、多くの先生が真っ先に安否を気遣ったのは Iさんのことでした。幸い、すぐに連絡がとれて無事であることが分かり、ホッとしましたが、今日 彼女の元気な姿を見て本当に安心しました。
  彼女は幼少の頃、阪神大震災も経験したようですが、今回の地震ではそれ以上の物凄い揺れを感じたそうです。そして、あと少し津波が高かったら間違いなく危険な状態になっていたとのことです。また、東北大学では今年の大学受験の合格者に対する祝賀会を予定していたため、全国から生徒が集まってきており、自宅に帰れなくなって困ったこと。彼女自身もバスで一旦新潟に出て兵庫まで帰ってきたこと。4月の末まで大学の授業が休校になっているので、被災された方に対して自分でできることは何でもやりたいといったことを話してくれました。
  現在、本校では被災された方に対するさまざまな支援を検討していますが、来週24日に行なう修了式で、I さんにに生徒達の前で今回の地震の生々しい体験を語ってもらうことにしました。そして、我々と現地とのパイプ役を果たしてくれるようにお願いしました。未曾有の大惨事に対して、日本国民が心を合わせて復興に向けて取り組んでいきたいものです。