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学校経営~良循環型の学校づくり

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  昨日の経営方針の中でも取り上げましたが、学校経営における基本の切り口としては、「入口を固める」「校内を固める」「出口を固める」という三つが必要です。「入口を固める」というのは学校のビジョンにあった生徒の確保であり、「校内を固める」というのはカリキュラムの充実や魅力ある授業の提供、設備等学習環境の充実であり、「出口を固める」というのは望ましい進路の確保です。
  本校の教育の基本的な考え方は「創立の精神の体現」である〝将来社会で活躍する人材の育成〟です。そのために進路目標をコース別に明示し、生徒の希望するきめ細かい進路の実現をはかることにしています。生徒や保護者にとっては、当然のことながらこの進路目標が達成できているかどうかが学校選択の条件になります。本校では平成19年に高校に新しいコース制を導入し、生徒募集を行ないました。この生徒達が昨年大学受験に臨み、飛躍的な進学実績を実現しました。そして、本年度更に進学実績を伸ばすことができました。まだ最終目標には届いていませんが、「出口」は固まりつつあります。(この内容については順次紹介していく予定です)
  次に、人間力と学力の両立をはかるべく、生徒指導に注力すると共に授業の質的向上をはじめ補習体制の充実や教職員の資質向上につとめています。更に、新校舎の建設や耐震補強、校庭の芝生化等の教育環境の整備を進めてきました。このように「校内」も徐々に固まりつつあります。
  最後に「入口」という点では、ホームページによる学校情報の提供や学校説明会、校舎見学会、教職員全員による中学訪問等の広報活動の強化をはかってきました。このような取り組みの結果、塾や中学、生徒や保護者からの本校の教育活動についての理解は深まりつつあります。そして、本年度の中学と高校入試における総志願者数は過去最高となりました。しかし、本校を取り巻く環境が大きく変化する中で、今後の生徒募集については楽観できない状況が続くことが予想されます。
  良い学校づくりのためには意欲ある生徒を確保し、育て、進路実現をはかる。そして、更にこれらのレベルを引きあげることにより『良循環のスパイラル』をつくり出していくことが必要です。これからも常にこの三つの切り口を示すことにより、現在行なっている教育活動がどのレベルになっているのかを絶えず確認して学校経営を進めていくことが大切であると思っています。