学校経営~PDCA(大きな歯車)とD-CAP(小さな歯車)
小さな歯車
5月17日(火)、生徒達は昨日ゆっくりと休養をとり、日焼けした顔で元気に登校してきました。来週からは新年度になって初めての中間テストが始まります。気持ちを切り替えて、キッチリとテストに備えて欲しいものです。
ところで、このブログにおいては、これまでも何回かにわたり、学校経営について紹介してきていますが、今回は2つのマネジメントの仕組みについて取り上げたいと思います。
学校における仕事の進め方の基本はP(Plan)-D(Do)-C(CHECK)-A(Action)というマネジメント・サイクルを回していくことです。このサイクルが円滑に回転しないと、さまざまな問題点が解消されないまま、同じ失敗を繰り返すことになります。しかし、最近もう一つのサイクルが重要であることに気づきました。それは、実施した後に、すぐに問題点を洗い出して対策を立てておくということです。特に入学式や卒業式、修学旅行や文化祭、体育大会といった学校行事については、発生した問題点をただちに洗い出して、解決策を考え来年度への申し送りをしておかなければなりません。そうしないと、来年の行事を企画する段階で、昨年はどうだったかということを再確認する作業が発生してしまいます。これはPDCAに対してD-CAPということになりますが、PDCAが大きい歯車であるのに対して、D-CAPは小さい歯車と言えるかも知れません。
学校というのは時計のように、さまざまな大きさの歯車が回っていると考えられます。そして、これらの歯車が円滑に回っているかどうかを常にチェックしておくことが必要です。
今回の体育大会についてもD-CAPの歯車を回すことによって、来年度に備えていきたいと思っています。