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平成23年度ユーデック主催の学校見学会

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  6月4日(土)、ユーデック主催の学校見学会が開催され、約80名の保護者・児童が参加されました。冒頭、60(ろくまる)記念ホールにおいて、私は次のような趣旨の話をしました。

  〝最初に皆さんに質問してみたいと思います。「世界の中で日本は恵まれているか?」「日本の将来は明るいか、暗いか?」ほとんどの人が日本は恵まれているが、将来は暗いと思っておられるようですね。確かに、現在の日本は多くの課題を抱えていますが、さまざまな可能性を持っており、これからやり方次第では大いに発展が期待できると思います。
  ところで、明日6月5日は世界中で環境について考えようという『世界環境デー』ですが、日本でも『環境の日』」ということになっています。本校においてもこの6月は環境月間として色々な活動を行なうことになっていますので、今日は環境というテーマでお話しします。
  世界の人口は、この200年少しの間に急増してきました。現在、世界の人口は70億人ですが、40年後には90億人を超えることになりそうです。この結果、人間が生きていくために必要な食料、水、エネルギーが足りなくなってきます。今世界には電気もガスも水道もない生活を送っている人、また食べ物や深刻な水不足に悩んでいる人が非常に多いのです。
  これは牛丼の写真ですが、これを作るのには何と2000リットルの水が使われています。何故なら米1キロを作るには3.6トン、牛肉1キロには20トンの水が必要なのです。是非、皆さんは食べ物や水を大切にしてください。世界には勉強したくても出来ない、学校に行きたくても行けない子ども達がたくさんいます。また、日本でも今回の大震災で多くの尊い命が失われ、3カ月経った今も多くの人が不便な避難所生活を送っておられます。
  ところで、皆さんは何のために勉強するのですか?学校に行くのは何故ですか?大学に行くことが最終の目標ではありません。人間は助け合って生きています。困っている人達を助けてあげる、生活を豊かにしてあげるという気持ちが大切であり、そのための仕事はいくらでもあります。
  雲雀丘学園は『将来社会で役立つ人を育てる』ということを教育方針にしています。どうか皆さんはしっかりと勉強して是非社会で役立つ人になって欲しいと思っています。〟
 
  続いて、入試広報部長から現状の取り組みや入試に関する説明を行なった後、校舎見学をしていただきました。中学入試は親の入試と言われていますが、学校選びにあたっては、是非学校に足を運び、子どもさんに合う学校であるかどうかをご自身の目で確かめていただきたいと思っています。
本校ではいつでも学校見学の受け入れや入試相談を行なっていますので、事前に連絡いただきご来校ください。