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石油に代わる代替エネルギー

1104sekiyu.jpg 化石燃料依存からの脱却

  20世紀は先進諸国を中心に工業化が大きく進展してきましたすが、これを支えてきたのは石油です。石油は油田を発見すれば比較的簡単に入手できるということもあって、石油メジャーが競って開発を行なってきました。そのため、一時は中近東地域などでは水よりも安価であるということさえ言われていました。ところが、近年、新興国の経済成長が加速され、石油の需給が逼迫するようになってきました。この結果、石油資源の争奪といった状況が生まれ、石油価格は高騰し、石油の枯渇といったことが現実の問題として生じてきています。石油は我々の日常生活やさまざまな産業にとって、非常に重要な位置づけにありますが、これからは石油に代わる代替エネルギーの開発が急務になってきています。
  このような状況下にあって、各国が注力してきているのが使いやすいエネルギーとしての電気です。電気の消費量は毎年着実に伸びてきていますが、このエネルギー源をどう確保してまかなっていくかは、どこの国にとっても重要な課題です。電力を得るにはさまざまな方法がありますが、各国の資源の有無、自然条件、経済やエネルギー政策等によって大きく異なってきています。
  電気は、我々の日常生活にとって不可欠なものになってきていますが、さまざまな産業にとっても極めて重要な位置づけにあり、電力が不足すると深刻な経済活動の低下に陥ることになります。今回の原発事故によって、各国で〝脱原発〟の動きが出てきていますが、まさに日本においては、地球の温暖化を防止し、エネルギーを確保するための施策を早急に打ち出していくことが必要になってきているのです。