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教育実習生に送る

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  6月10日(金)、本日で3週間の教育実習も終了しました。朝の職員朝礼で代表者から挨拶していただきましたが、この間全員が中身の濃いさまざまな経験をしたのではないかと思います。昔から〝経験が人をつくる〟と言われていますが、人間は経験をすることによって成長していくのは間違いありません。しかし、成長の大きさやスピードという点では個人差が出てきます。そして、この差がどうして生まれるのかと言うと「いかに反省するか」にかかっているのです。昨日に続いて、実習生に送った次の言葉を紹介します。

≪反省なきところ進歩なし≫
  〝社会で活躍されている人の共通点は、必ず日々の反省をされているということです。
このような話をすると、よく「忙しくて、その日その日の仕事をやるだけで精一杯で、とてもそのような時間は取れないから無理だ。」という答えが返ってきます。中には、「できない」とか「難しい」という言葉が条件反射的に出てくる人も見受けられます。しかし、1日が終わって1時間も2時間もかけて反省するということではありません。毎日5分間の反省で良いのです。そして、できれば忘れないようにメモ書きしておくことです。最近、昔に比べると日記をつける人も少なくなったようですが、そう堅苦しく考えずに、一行で反省点を書くということで良いと思います。〝一つでも良いから悪いと思うことは改める。そして良いと思うことはすぐにやる。〟ということが大切です。1週間とか1ヶ月まとめてやろうと思ってもなかなかできるものではありません。キイワードは 「毎日」 「一つずつ」 「すぐに」 という3つです。
わずか1日5分間ですが、1ヶ月では150分間、1年では1800分間、5年では9000分間になります。時間に直すと、1年で30時間、5年で150時間になります。
  私の経験から言っても、毎日5分間の反省が間違いなく人生を変えることになります。毎日、一つずつ改善しても、1年で365個、これを30年続けると1万個を超えることになります。まさに、日々の小さなことの積み重ねが月日の経過と共に大きな差となってくるのです。日常の生活においては、種々雑多な事柄が発生し、その対応に追われているうちに1日が終わり、1週間、1ヶ月が経ってしまいます。このような状態で日々の反省がないまま1年が終わってしまうと、今年も忙しく過ぎてしまったという感想だけが残ることになります。この繰り返しでは、人間として成長することは難しいと思います。
  特に、学校現場では年間の教育活動スケジュールが定例化しており前年踏襲型になっています。また、私学の場合には、どうしても人材交流が少ないためともするとマンネリ化に陥ってしまいます。
  皆さんはどんなに忙しくても、一日の反省をしっかりとやる習慣を是非身につけていただきたいものです。そうすれば長い間には必ず大きな差になってくると思います。〟