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環境月間を迎えて

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  本校においては、5月29日を環境宣言の日と定め、6月は環境月間としてさまざまな活動を推進することにしています。先日開催された環境フォーラムでも取り上げたように、今我々の住む〝青い星・地球〟は次々と引き起こされてくる環境破壊に耐え切れず、悲鳴をあげています。
  主なものとしては、温暖化の促進、オゾンホールの拡大、大気汚染、河川・湖・海洋汚染、酸性雨の発生、砂漠化の促進、絶滅種の増加等があげられます。この中でも特に深刻なのは地球の温暖化です。そして、この温暖化が原因であると思われる現象として、南極やグリーンランドの氷の溶融、ヒマラヤ・アルプス・ロッキー等の氷河の後退、凍土の現象等があげられます。この結果、海面の上昇や大型台風(ハリケーン・サイクロン)の発生、ゲリラ豪雨、大洪水、土砂崩れ等が発生しています。また、この一方で、世界各地においてこれまで経験したこともない大干ばつも頻発しているのです。今回の東日本大震災による原発事故よって、海洋や土壌が放射能で汚染されることになりましたが、これも人間が引き起こしたものです。言い換えると環境問題は人間問題そのものであり、環境破壊を防ぎ、環境を守るのも人間であるということになります。
  人が生きていくためには、水・食料・エネルギーの確保が不可欠ですが、世界の人口が急激に増加することに伴い、これらが不足してくるのは確実です。そして、これらを確保するための経済活動を加速すればするほど、環境が破壊されていくことになるのです。一人ひとりが環境を守るという気持ちで、行動していくことが大切であると思っています。