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わが家の恒例行事

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  6月26日(日)、奈良の月ヶ瀬で梅の実を採取してきました。梅の名所と言えば和歌山県南部市が有名ですが、月ヶ瀬にも多くの梅林があり、開花の季節には多くの観光客が訪れています。また、近年、温泉が発見されたということで、ゆっくりとお湯につかり、帰りには新鮮な野菜を購入するという人も増えてきているようです。この月ヶ瀬では観光協会が窓口になって「梅の木のオーナー制度」を行なっており、近畿各地の多くの方が加入されています。
  わが家でも、この制度を利用して既に20年近く、梅を使った保存食づくりを行なっていますが、このきっかけは海外での生活において、梅干が胃腸を整えるために大いに役立ったという経験があったからです。代表的なものは梅酒と梅干ですが、この他にも梅味噌、梅酢、梅醤油、梅シロップ等があります。
  本日は,丸一日がかりで、これらを作りました。わが家の梅干は10%の減塩にしていますが、塩は精製塩ではなく天然塩を使うことにしています。そして、塩分が少ない分、ホワイトリカーを使って、カビを防ぐようにしています。また、梅酒はホワイトリカー、ブランデー、日本酒と3種類のものを作っています。皆さんにお奨めしたいのは梅味噌です。味噌の中に、梅と氷砂糖(1:1:1)を入れておくだけですが、一月くらいでドレッシング等として美味しくいただけるようになります。
  この時期にはスーパーでも青梅が販売されており、梅酒を作られる家庭は多いようですが、梅干はカビがはえるからとか、面倒だからという理由で敬遠されているようです。しかし、梅干は日本人の智恵が生かされた世界に誇れる健康食品なのです。市販されている梅干には、ほとんど例外なく食品添加剤が使用されています。一度自家製の無添加梅干づくりに挑戦してみてください。