カナダ研修最終説明会の開催
≪7月9日最終説明会≫ ≪6月13日説明会≫
7月9日(土)、午後『カナダ東部夏季研修旅行』の最終説明会を開催しました。本校では、平成14年から夏休みを活用して中学2・3年生を対象に『赤毛のアン』で有名なプリンス・エドワード島のシャーロットタウンでのホームステイと語学研修を実施しています。途中で同時多発テロやサーズのために、2度中止しましたが、今回は8回目ということで本校における伝統の行事の一つになってきています。
今年は26名が参加しますが、これまでこの研修を通じて学んだ生徒の中には、高校に入ってリーダーとなっている人が数多くいます。今回の説明会には生徒と保護者の皆さんが出席されていましたが、私は冒頭の挨拶で、日本が逆さまになった地図を見せて、次のような話をしました。
〝これは、いつも皆さんが見ている日本地図とは上下が異なっていますね。これからますますグローバル化が進展することになりますが、日本人の欠点は内向きになりやすいことであり、自分達のことを正しいと考えがちなことです。そのため、ともすると『日本の常識は世界の非常識、世界の常識は日本の非常識』ということになってしまいます。これからはグローバル化が進展し、世界のさまざまな国の人達と一緒に仕事をしたり、生活することになりますが、このような社会においては相手の立場を尊重し、相手のことを理解していくことが必要です。今回の研修にあたっては、生活習慣、宗教、ものの考え方、食べ物等の異なる人々との交流を通じて、お互いの「違い」に気づいて欲しいと思っています。
そして、日本の中学生の中で、今回の皆さんのように海外での生活体験をすることができるのは、ごくわずかな人です。また、家庭から離れて生活することによって、お父さんやお母さんの有り難さも解るのではないかと思います。これから、出発までの20日間、しっかりと準備をすることにより、充実した研修にして下さい。〟
その後、旅行代理店マイ・ツァーズの熊代社長から研修旅行の詳細なスケジュールについての説明をしていただきました。この研修を通じて、生徒達が多くのことを学び、大きく成長してくれることを期待しています。