« 林間学舎に出発 | メイン | 自産自消の薦め »

水の大切さを知る~森を守る

10.05.12nature3.JPG
        ブナの森

  林間学舎で生徒達が訪問したサントリーの天然水(株)奥大山ブナの森工場においては、下草を刈り枝打ちをする等さまざまな森を守る活動を行なっておられます。
  この森工場は山梨県・白州(はくしゅう)、熊本県・阿蘇に続く天然水第3の工場で、3年前に「水を育む森や環境を大切にするという自然との共生をめざす」というコンセプトのもと生産がスタートしました。
  そのため、環境に優しい液化天然ガスを使用し、奥大山の地に降る大量の雪を冬場のうちに雪室に貯蔵し、その冷たいエネルギーを夏場の空調や生産設備の冷熱減に利用し、更に生産工程で出る廃熱を集めて空調に利用する蓄熱システムを採用しておられます。
  既に紹介したように、本校では中学2年生が、以前より毎年7月に大山登山を中心とした『林間学舎』を行なっていましたが、環境教育の導入にあたって、この行事との連携を検討した結果〝自然環境の水に学ぶ〟というテーマを取り上げ、大山登山の前にブナの森、工場を見学させていただき、併せてブナやミズナラの森での自然体験を行なうことにしました。また、この行事に先立ち、サントリーから、水に関する特別講習を実施し、世界の中での水事情や硬水と軟水の違い、良質な水を確保するための森の働き等についての説明をしていただいています。
  生徒達が植えた木々が大きくなり、豊かな森を形成することで、将来良質の水が得られることに繋がっていきます。水の大切さを知り、水に対する関心を更に深めていって欲しいものです。