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一石二鳥のグリーン・カーテンづくり

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  本校における環境活動の基本の考え方は〝身近なできることから始める〟ということです。私自身も現在、気のついたことから行動に移すことにしています。今年は原発事故の影響で、夏場には深刻な電力不足が予想されるということから、まず家庭内で最も電力消費量の大きいエアコンの使用時間を減らし、設定温度を高める等の節電対策をにつとめることにしました。また、同時に室温の上昇を押さえるために、グリーン・カーテンづくりにチャレンジすることにしました。グリーン・カーテンに適するのは、つる性の植物ということなので、5月の中旬、庭にキュウリとゴーヤを植えましたが、最初はなかなか大きくなりませんでした。畑と違って土地が狭いため、うまく育たないのではないかと心配していましたが、梅雨が終わり気温が上昇するにつれて、どんどんと蔓を伸ばし、最近では完全にリビング・ルームの窓を覆い、2階に届くまでに成長しました。そして、昼間の直射日光を完全に遮る(さえぎる)ようになってきました。この状態になると、窓際でも温度が上がらないため、エアコンをつける時間も確実に減ってきています。
  また、キュウリとゴーヤには花が次々と咲き、多くの実がついていますが、1日で驚くほど大きくなります。そのため、適当な時期に採取しないと、実が大きくなり過ぎてしまいます。お蔭で、最近は家族が交替で毎朝、これらを収穫しています。そして、これらの野菜はすぐに新鮮な食材として利用しており、まさに、一石二鳥の環境活動と言えそうです。
  何事も義務感で行なうのではなく、楽しみながら行動することが大切であると感じています。