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川西市教頭研修での講演を終えて

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  8月26日(木)、川西市の生涯学習センターにおいて、教頭研修が開催され、『新しい視点に立った学校づくり』というテーマで講演を行ないました。参加者は川西市立の幼稚園、小学校、中学校の教頭先生の他、教育委員長や教育委員、教育委員会のメンバーの約30名です。事前に課題を確認すると、教育環境の変化に伴って学校改革の必要性が生じてきているが、なかなか思い切った一歩を踏み出せないとのことです。今は教育界だけではなく、あらゆる分野で新たな取り組みが必要になってきています。しかし、どうしようもない状態に追い込まれないと、改革できないということが多いのです。そして、従来どおりのやり方を踏襲することになりがちですが、これでは確実に遅れをとることになってしまいます。
  私立学校に比し公立学校の改革が進まない理由は、根底に「公務員であり雇用が保証されている」ということでの根強い意識があるからではないかと思います。この意識が払拭されないと学校改革は進みません。そして、何か新たなことをやろうと思っても「金がない」「時間がない」「人がいない」といった理由で〝できない〟という結論に達することが多いのです。
  私も公立高校での勤務の経験がありますが、校長の補佐役としての教頭の職責は実に大切であると感じました。学校を改革していくという強い思いを持ち、あるべき姿を描き、戦略を立て、教職員の力を結集することにより、チャレンジしていって欲しいと思っています。