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プリンス・エドワード島に到着 

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  7月31日(日)5時半(日本時間18時半)にモーニングコール、6時30分に専用バスで空港に向かう。機体の整備遅れのため、予定時間を約1時間オーバーして10時にシャーロットタウンに向けて出発した。そして、12時過ぎにこの研修旅行の中心となるホームステイと語学研修を行なうプリンス・エドワード島に到着した。トロントとの時差が1時間あるため、丁度日本とは12時間遅れとなり、完全に昼と夜が入れ替わることになる。
  空港にはヘレンさんやアレンさん他多数のスタッフの皆さんが出迎えに来てくれていた。アレンさんの運転で空港から約20分で、スタディー・アブロードの教室に着く。その後、ピザの昼食を取った後、早速オリエンテーションが開催された。生徒達は昨日までの観光気分はすっかり影をひそめ緊張気味である。研修のスケジュールやシャーロットタウンの説明が終わる頃、ホストファミリーが次々と集合し、お互いに紹介された後それぞれの家に向かっていった。いよいよ明日からは本格的な語学研修のスタートである。

  今回の宿泊地であるプリンス・エドワード島は セントローレンス湾に浮かぶちいさな島で、面積は四国の愛媛県ほどである。先住民族であるミックマック族からは「アベグウェイト(波の上の揺りかご)」と呼ばれていたようである。歴史を紐解くと、1543年にフランスの探検家であるジャック・カルティエによって発見され、アカディアの一部としてのフランス領時代には「サンジャン島」と呼ばれていたが、その後英仏間の7年戦争でイギリスが、この島を占領し「セント・ジョン島」と呼ばれていた。この時代にはアカディア人の大規模追放がなされるなどの民族間対立もあったようである。更に1798年、ジョージ3世の第4王子で当時ハリファックスに駐在していたケント公エドワードに因んで『プリンス・エドワード島』と呼ばれるようになり、今日に至っている。
  また、この島が属するプリンス・エドワード・アイランド州は、面積が5660平方キロメートル、人口は約14万人でカナダの州の中では最小である。主要な産業はロブスター漁とジャガイモの生産、それに赤毛のアンの発祥の地としての観光業である。住民は都会のような忙しい時間を持たず、ゆったりと過ごしているようである。