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シャーロットタウンの概要

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  8月1日(月)朝、生徒たちはホームステイファミリーに送られて、元気に研修センターに到着し、早速研修がスタートしました。原則として、教室では日本語は使わないことになっているため、身振り手振りをまじえて必死に対話している姿は実にほほえましく感じられる。
  ホストファミリーによる手作りの昼食をとった後、午後からは市内探索(オリエンテーリング)に出かけた。
  今回生徒達がホームステイと語学研修を行なうシャーロットタウンはプリンス・エドワード・アイランド州の州都で島内の拠点となっている。 海抜 49メートルの周囲を海で囲まれたこの町は、人口わずか3万5千人強であるが、近年アジア系の住民の数が増加してきているようだ。特に、中国人の姿がよく見られる。
  この町の歴史を紐解くとイギリスがフランスに代わって覇権を握った1763年に、時のイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットに因んで名付けられたが、両国間で永年にわたる確執が続いたようである。その後1864年にイギリス系の植民地から代表者が集まり、カナダ連邦成立に向けた討議、いわゆる最初の建国会議が開かれた『カナダ連邦発祥の地』としても有名である。 街を散策すると、ブロビンズ・ハウスやピークス・ワーク等当時を偲ぶ建物が今でも数多く残っている。3年前からの印象では、すべてのものが整備され、店舗の数も増えてきているように感じる。
  一方新しく建設されたグリーンハウスは、雨水の利用やソーラー発電が取り入れられている。このように環境に配慮された新旧の建物が見事に調和し、美しい街並みを形作っている。生徒達のホームステイ先は概して敷地が広く緑の芝生に囲まれている家が多いようである。 一口で言うと〝時間がゆったりと流れる心温まる優しい小さな町〟ということになるようだ。
  この町にはバスなどの公共交通機関がないためにホストファミリーが学校の送り迎えをしてくれることになっている。また、街では知らない人でも気さくに挨拶をかわしてくる。安全や衛生面でもほとんど心配する必要がなく、生徒達のホームステイ先としては、本当に適したところのように思われる。