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雨水タンクの設置

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  本校では、将来社会を担うリーダーの育成を目指し、「人間教育」と「学力の向上」を教育方針に掲げており、この「人間力を高める」ための柱として、これまで環境教育に注力してきました。
  環境教育の狙いは「環境に配慮することにより、人間に対する優しさや真心を育てる」ということです。これの実現のために段階目標として、「①関心、②理解、③行動」の3つ、わかりやすく言えば、「学び・調べ・考え・行動する」ということを掲げています。そして、学年・教科・生徒会・環境大使を中心に、実際に「知る・気づく」「親しむ・体験する」「行動する」ことを様々な場面で体現し、更にこれらを「伝える」ことによって、環境活動の輪を広げてきています。特に、環境大使と生徒会は「伝える」中心的存在として、これまで様々な視点から環境活動を全校生徒へ提案し、大きな成果をあげてきました。
  この環境教育の一環として、本校では雨水の利用にも積極的に取り組んでいます。まず、平成22年に完成した新校舎には雨水を利用した屋上緑化給水システムを設置しました。続いて、本年度からは、グラウンドへ続く生徒専用地下通路の入口部分に新たに雨水タンクを設置し、より多くの生徒が雨水利用について具体的に考え、知る機会を増やしてきました。更に、今年8月、大阪で開催された『第4回雨水ネットワーク会議全国大会』において、本校の環境大使のメンバーが、一般企業に混じって、本校での雨水利用の取り組みについて発表し、来場された多くの方に感動を与えました。そして、この大会の参加企業の1社である(株)パナソニック電工様から、本校の環境教育に役立つのではないかと提案をいただき、同社の雨水貯水タンク「レインセラー」2台を、生徒会役員が中心となって、食堂南側の花壇に設置しました。この場所は、生徒にとってもよく目につく所です。
  21世紀は「水の時代」と言われるように、地球規模で水不足が深刻化することが予想されます。これらの取り組みを通じて、生徒達が水の大切さを実感して欲しいと思っています。

  なお、この内容は(株)パナソニック電工様のホームページにも掲載されていますので、参照ください。。
 
     http://sumai.panasonic.jp/amatoi/raincellar/jirei.html