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継続することの大切さ

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  10月14日(金)、定期考査も3日目が終了し、明日1日を残すだけになりました。多くの生徒達の様子を見ていても、かなり睡眠時間を削ってテストに臨んでいるようです。振り返ってみると、私も試験の前日に明け方まで勉強したこともありますし、社会に出てからも期限ぎりぎりになってレポートをまとめるといったことも度々ありました。しかし、一晩で顕著に成果が上がるということはあまりなかったように感じています。勉強はスポーツや芸術等とは基本的に異なる面もありますが、共通する面も数多くあります。それは、ある程度の時間をかけなければものにならない、言い換えると「時間の絶対量」が必要だということです。
  昔から〝継続は力なり〟という言葉がありますが、何かを達成しようと思えば、少しでも良いから毎日やり続けていくことが大切です。仮に一晩徹夜しても生み出せる時間は6~7時間しかありません。1週間何も勉強せずに、まとめてやろうとしても限界があるのは当然です。毎日2時間集中して机に向かっていれば、1週間では14時間、1か月では60時間になります。ある日には5時間やったが、翌日、翌々日は全くやらない、ということでは結局トータル時間は少なくなってしまいます。
  また、細切れ時間を有効に使うことができるようになれば、驚くほど多くのことができるようになります。1日10分間としても1ヶ月では300分、実に5時間になります。1日に10分単位の時間を3回生み出すことができれば、1日で30分になります。これくらいの時間であれば、通学電車の中でも、学校でのちょっとした休憩時間の中でも簡単に生み出すことができます。社会で活躍している人の特長の一つは、時間の使い方がうまいということです。
  間際になってから慌ててスタートするのではなく、毎日小さなことを積み重ねていけば必ず結果はついてきます。定期考査はあと1日になりましたが、是非、効率的な時間の使い方を心がけて欲しいものです。