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多様化する大学入試への対応

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  近年、大学入試は多様化しているため、これらの情報をしっかりと把握したうえで進路指導をしていくことが重要です。このうち、私立大学については半数以上が大学センター試験を受験せずに入学者を決定するAO入試や指定校推薦入試を採用しています。また、国公立大学についてもAO入試や公募推薦入試を行なうところが増えてきており、本校においても20名を超える生徒がチャレンジしようとしています。これらの入試については、学校毎に小論文や面接、実技、筆記が課せられることになっています。そのため、現在、担任はもとより進路指導部の先生方が分担して個々の大学に対応した指導に当たっています。私も昼休みや放課後を利用して指導しており、今週は来週の土曜日(19日)に受験する3名の生徒と面談しました。これらの入試にあたっては、一般入試と違って、将来の目標が明確になっていることと何故その学部・学科を選んだかという理由をしっかりと訴えることが必要です。生徒達にとっては、これまでこの様な機会はあまりないようですが、自分の考えをまとめて相手に伝えるということは、これからの人生においても非常に大切なことです。今回の経験を通じて大きく成長していって欲しいと思っています。
  また、今年の高校3年生は陸上自衛隊の看護学生選考や防衛医科大学・防衛大学の入試にも多数がチャレンジしています。今年は東日本大震災の影響もあって、全国的に医学や看護を目指す生徒が増加しているようです。先日、陸上自衛隊の看護学生選考の結果が発表になりましたが、兵庫県での受験者は167名で合格者は12名、そのうち本校から3名の生徒が合格(11名受験)しました。間もなく、防衛医科大学・防衛大学の合格発表もある予定ですが、生徒達の進路意識は着実に高まってきているようで心強く感じています。