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読書の習慣を取り戻す

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  11月10日(木)、昨日で2週間にわたる読書週間も終了しました。本校においても〝全学年の担任が生徒に薦める本〟を一覧表にして配布する等の啓蒙活動を行ないました。子どもの言語能力を高めるためには、読書が最も効果的であると言われています。それは本を読めば読むほど色々な文章に接することになり、新しい言語をどんどん覚えることになるからです。
  しかし、年々「子どもたちの読書離れ」という傾向が強くなってきています。特に、小中高と学年が上がるほど本を読まない割合が高くなってきているのは憂うべき状況です。何故なら国語力はすべての学力の基礎になるからです。最近、気になるのは数学や理科等のテストの際に、設問の意味が理解できていないというケースも散見されます。また、大人の読書離れも顕著になってきています。これは携帯端末やパソコンの普及により、活字よりも安易で刺激的な情報メディアへの興味関心が強まったことやゲーム等に時間が奪われていることによるものだと思います。
  昔から『読書万巻を破す』という言葉もありますが、これは多くの本を読破することによってさまざまなことを知ることができるという意味です。人生の生き方をはじめ、芸術、哲学、科学、地理、歴史などあらゆる分野で楽しみを知ることになります。また、読書は心の健康に役立つと言われていますが、軽いスポーツや散歩が、身体の健康を支えるように、本を読むことが頭の体操になるのです。読書というのも「良い習慣」の一つです。燈火親しむ秋、今一度読書の習慣を取り戻していきたいものです。