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漢字検定試験の実施

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  読書週間が終了した2日後の11日(金)、生徒達が漢字のプリントや練習帳を手にしながら登校、恒例の漢字検定試験を実施しました。
  近年、活字離れが進み、新聞や本を読む人が極端に少なくなってきました。また、パソコンや携帯メールの漢字変換機能が充実してきたため、辞書を引く機会も少なくなってきたようです。この結果、手紙を書く、自分の考えをまとめるといった文章表現力も低下してきています。また、企業の人事担当者からも最近、社員の書く力の不足と共に誤字や脱字の多さが指摘されています。
  一般的に、大学や社会で必要なレベルは漢字検定2級以上ということになっているようです。最近、グローバル化の進展に伴い、あまりにも英語の重要性のみが取り上げられ、日本語が軽視されるケースが散見されますが、日本語とこの核である漢字はわが国にとっては重要な文化です。そのため、本校においては中学1年から高校3年生まで学校あげての行事として「漢字テスト」を創立以来続けています。そして、これに連動して「漢字検定」組織が全国組織として立ち上げられてからは全学年生が検定受験をすることにしており、高校卒業までに「2級取得」を目指しています。
  現状においては、高校1年生で2級を受験する生徒が増えてきていますし、在校中に準1級を取得する人も出てきています。
  今一度、漢字検定を通じて、日本語や日本文化のすばらしさを再認識して欲しいと思っています。