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高等学校全校朝礼~歯・口を中心とした健康管理

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  11月9日(水)、高等学校の全校朝礼で次のような話をしました。
〝社会で活躍するためには、健康であるということが不可欠です。どれだけ優れた能力を有していても、いざという時に体調を崩していては十分な働きはできません。自分の健康は自分で守るという気持ちで、良い習慣を身につけていくことが大切です。
  ところで、昨日(11月8日)は11(いい)と8(は=歯)の語呂あわせで『いい歯の日』でした。以前は6月4日が『むし歯予防デー』ということで、子どものむし歯を対象にした活動が中心でした。しかし、歯周病罹患率の高い大人やお年寄りを対象にした取り組みがより必要であるということで、この『いい歯の日』が制定されることになりました。また、同時に4月18日を『よい歯の日』に制定し、4月、6月、11月の年3回、自分の歯を守ることを提唱することにしたのです。
  そして、本年8月には懸案であった『歯科口腔保険法』が成立・施行されることになりました。この狙いは国を挙げて歯・口の健康を支えていこうということです。つまり、このポイントの一つは「歯と口のケア」が全身の健康につながるということです。食べ物をよく噛むという『カミング30運動』や「一生自分の歯で食べること」を目指し、〝80歳になっても20本の歯を残そう〟という『8020(ハチマルニイマル)運動』が全国的に提唱されています。
  人間の歯は左右対称に生えており、永久歯は28~32本ですが、人間の歯にはそれぞれの役割があります。つまり、前歯は8本で薄くて先が鋭くなっていて、食べ物を噛み切る役目を持っています。前歯の隣の犬歯は4本で先のとがった円錐形をしていて、食べ物を食いちぎったり、引き裂いたりする役目です。そして、奥歯は16本~20本で臼のような形をしており、食べ物をすりつぶす役目を持っています。前歯は果物や野菜、犬歯は肉、臼歯は穀物を食べるのに適しています。従って、歯の数の割合で食物をとる、つまり穀物が50%~62.5%、果物や野菜が25%、肉が12.5%の割合が良いとされています。
  最近、柔らかい食べ物やファーストフードを摂る人が増えてきていますが、今一度自分の歯の状態や食事方法、食事内容を見直し、しっかりと健康管理をして欲しいと思っています。〟