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グローバル化の進展~②マネジメント層の国際経験 

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  現在、日本企業のグローバル化が遅れている理由のひとつは、人材のグローバル化が遅れているということをお伝えしましたが、日本は世界の国の中でもマネジメント層の国際経験が極めて浅いということがあげられます。言い換えると、グローバルな視点を持ったマネージャーが少ないため、どうしても日本を中心に経営を考える傾向が強くなってしまうことになります。
  グローバル人材にはさまざまな要件がありますが、世界のどこでも仕事ができること、色々な企業で通用する専門能力やマネジメント力を有していること、異なる環境下における課題発見・解決力等があげられます。日本では、海外で活躍できる要件として、語学力だけが重要視されがちですが、語学というのは自分の考えを相手に伝えていくコミュニケーションのツールであり、語学力さえあれば海外で活躍することができると思うのは間違いです。
  しかし、残念なことにコミュニケーションのツールである語学力が極端に低いため、企業のグローバル化のニーズに応えられないというのが現実です。これからは社会人になる前に語学力のレベルを高めると共に専門知識や技能を修得しておくことが非常に大切になってくると思っています。