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教職員研修会の開催

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  本学園では、毎年1回この時期に学園全体の教職員研修を開催しています。本年度は東京大学の玄田有史教授に“希望のチカラ”と題して講演をいただきました。
  玄田先生は、2005年から「希望学」というテーマで研究を続けておられます。今回の講演では、歌手やスポーツ選手等の例を紹介しながら、希望や夢についてわかりやすくお話しをいただきました。
印象に残った言葉は“希望が持てない子どもにこそ、希望が必要。”“大切なのは満点をとることではなく、51点でも良いから諦めずに続けていくこと。”“わからないというものを大切にしていくこと。” “一般的に、夢を持ちましょうという人は夢を叶えた人である、苦しいからこそ希望が必要であること。” “希望に棚ボタはない。希望を与えることを考えるのではなく、育てていくこと。何よりも大人が夢を持ち続けること。” 等です。
  そして、希望は次の4つの柱から成り立っているということを説明されました。
    Hope is Wish for Something to Come True by Action.
  この中で、あえて順番をつけるならAction(行動する)Come True(道筋を考える)Something(何かを見つける) Wish(強い気持ちを持つ)ということになる。最も重要なのはActionであり、行動することによって色々なものが見えてくるようになる。何よりも率先して行動をしていくことが大切であることを熱っぽく教職員に語りかけていただきました。
  今回の講演の内容は、児童や生徒を立派に育てるという使命を持って日常の教育活動を行なっている一人ひとりの教員の胸に深く刻み込まれたのではないかと思います。
玄田先生には、大変な過密スケジュールの中、ご講演いただき心より感謝申し上げます。

なお、先生は多くの著書を執筆されていますので、紹介します。
 『仕事のなかの曖昧な不安――揺れる若年の現在』
 『14歳からの仕事道』
 『働く過剰-大人のための若者読本』
 『希望のつくり方』