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センター入試への対応

P1020700.jpg   《先輩に聞く》

  本校の生徒はほとんど全員が上級学校への進学を希望して入学してきます。保護者の皆さんは、何とか有名大学に入学させたいという気持ちで、学校を選択されるケースが多いのではないかと思います。そのため、大学への進学実績が高まると、学校の人気が高まり、受験者が増えるという傾向にあります。また、大学を有する学校法人の中高一貫校を選ばれる方も多いようです。しかし、以前のように有名大学を出れば、将来は安泰という時代ではなくなってきています。そして、グローバル化が進展する中で、この傾向は益々加速されてくると思います。
  本校の入試説明会等においても、受験生の保護者からはしばしば「指定校の推薦枠はどれ位ありますか」といった質問が発せられます。現在、本校では私立大学から500を超える指定校推薦枠をいただいています。この数字は学校や学部を選ばなければ、1人につき2校の推薦枠があるということになりますが、この推薦枠を活用する生徒はごくわずかです。生徒には〝大学に進学することが最終目的ではない〟〝大学のブランドに目を奪われるような安易な選択はするな〟ということを繰り返し伝えると共に先輩からも体験談を語ってもらうようにしています。また、大学の先生による授業や社会人の話を聞く機会を設けてきています。
  さて、いよいよセンター試験も近づいてきました。高校3年生は懸命に最後の追い込みを行なっていますが、これまで以上に生徒達がそれぞれ自分の将来の進路を考えて受験しているように感じています。
  なお、本校では既に大学への合格が決まった生徒に対しても、高校における学習成果の集大成として、全員がセンター入試を受けるよう指導しています。ともすると気が緩みがちになりますが、3年間の取り組みが自分なりの目標をしっかりと持って充実した高校生活を送って欲しいと思っています。