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グローバル化の進展~①人

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  東西冷戦後、情報化と相まって世界経済のグローバル化が物凄い勢いで加速し、これからも益々進展することが予想されます。グローブというのが〝地球〟ということですから、グローバル化というのは人、物、金、情報、技術等が国境を超えて〝地球規模で動く〟とことを意味します。
  日本は少子高齢化による国内需要が増えないことに加えてグローバル化の波に乗り遅れたために、経済が低迷するという状況が続いており、失われた20年と言われています。
  グローバル化を推進するための最重要課題は〝人材(財)〟であり、単純作業をこなす労働者ではありません。これまで、日本企業はモノ、金、情報、技術については、かなりグローバル化を進めてきましたが、グローバル人材の確保と育成には遅れをとってしまいました。これが、現在新興国でのビジネス展開をはかるためのネックになっているのです。
  しかし、ここ数年、ようやく語学研修の充実、英語による社内会議の開催、社員の海外派遣や長期勤務、外国人の採用、グローバル人事制度の導入等の取り組みを強化し始めました。この動きは今後一層加速されることになるのは間違いありません。
  将来、生徒達の中には、さまざまな企業で勤務する人が多いと思いますが、企業の採用は〝グローバル人材として活躍できるかどうか〟という視点が重視されることになります。つまり、日本人だけではなくさまざまな国の人と同じ土俵で選考されることになってくるのです。
  これから、企業におけるグローバル化の動きについても紹介していきたいと思っています。