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三学期始業式を実施

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  1月10日(火)、生徒達が元気な姿で登校し、校庭で三学期の始業式を実施しました。
  〝新しい年を迎え、皆さんはそれぞれの思いを持って、力強くスタートされたと思います。
お正月には、色々な方から年賀状をいただきましたが、今年は圧倒的に東日本大震災のことが触れられていました。私は以前、暖房関係の仕事をしていたこともあって、東北地方には知人が多く、その中には今回の大震災で被災された方もおられます。これらの被災地の方からの年賀状も何通かいただきました。その中に"あなたの街の電気屋さん"で、津波のためにお店が流された方がおられます。高齢ということもあって、これを機に商売をやめようと思っていたが、息子さんが会社を退職して、家業を継いでくれることになり店づくりをしている人。また、新しいやり方で農業や漁業にチャレンジしている人、新しい商店街づくりに取り組んでいる人等もおられます。これらの中の1通に“ガレキを取り除いていくと、勇気が湧いてくる”という言葉があり、心を打たれました。また寝袋を持って、支援活動を行なっている人やカキの養殖イカダを修理して事業を再開した人、街の復興に尽力している人など、さまざまな方がおられることが分かりました。
  また、日本に長年住んでいる外国人の方からは、これほどの甚大な災害にあいながら、暴動も起らない、また救援物資を受け取るために整然と並んでいる姿やお避難所で年寄りや子どもをいたわっている姿、力を合わせて復興にあたっている姿を見ると、本当に日本人は素晴らしい民族であるという賞賛の言葉も送られてきました。
  去年の暮には、その年の世相を表わす漢字として“絆”が選ばれましたが、この大震災によって、我々は改めて人のつながりの大切さを認識することになりました。人間は、食べる物も着る物も、自分で作っているわけではありません。助け合って生きています。今こそ力を合わせて、物事にあたることが大切であると思います。そして、家族・友人・クラス・部活動チーム等の絆をしっかりと結んでいきたいものです。そのためには、「おはよう」をはじめ「ありがとう」「ごめんなさい」といった挨拶をしっかりと行なうことです。そして、相手の立場に立って、考え、行動し、自分がして欲しいことを他人にしてあげる、自分がされたら嫌なことを絶対にしないということを心掛けてほしいと思います。 
  最後に高校3年生の皆さん、体調を考え、万全のコンディションでセンター入試にのぞんでください。それでは、今年も明るく元気で生き生きと学校生活を送りましょう。〟
  そして、この後全員で掃除を行ない、通常の授業を開始しました。気を引き締めて、この1年を充実した年にして欲しいものです。
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