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阪神淡路大震災より17年が経過

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  1月17日(火)、阪神淡路大震災の発生から17年が経過しました。これだけの年月が経つと、どうしても当時のさまざまな出来事が風化することになってしまいます。しかし、昨年の東日本大震災をはじめ、毎年のように世界中で大きな地震が発生しており、何と1年に1回の割合でM8クラスの地震が発生しています。更に、直近の100年間ではM9という巨大地震が6回も発生しているのです。地震に対する関心は東日本大震災で更に高まり、色々な角度からの研究も進んできており、最近は東海地震、東南海地震、南海地震という3つの巨大地震のうちの2つ以上の地震が同時に発生する連動型巨大地震の可能性が指摘されるようになってきました。
  地球の表面は10数枚のプレートに分かれており、1年に数センチの速さで動いています。日本列島付近はユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートが寄り集まっているため、地層的には極めて不安定な状況下にあり、次第に歪みが大きくなると元に戻ろうとする力が働きます。現在、日本およびその周辺には地震を引き起こす可能性のある活断層が無数にあり、地震は1年間に10万回以上、1日では平均300回以上も発生しており、M6クラスの地震は1ヶ月に1回、M7クラスは1年に1回、M8クラスは10年に1回の割合で発生しています。このように、いつ地震が起こっても不思議ではない状況です。阪神淡路大震災のマグニチュードは7.2でしたが、深さ20キロの内陸で発生したため、震度7という揺れに繋がり、大きな被害をもたらしました。二つの地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りすると共に、危機管理対策の強化をはかっていかなければならないと思っています。