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部長・主任会議の開催

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  1月23日(月)、本年初めての部長・主任会議を開催しました。本校においては分掌長と学年主任の幹部を対象に、隔週に開かれる職員会議に先立って本会議を開催しています。そして、この会議で重要な案件の審議を行ない、結論を出して職員会議の議案として提出するということにしています。以前からも本会議は開催していましたが、この会議で決まった内容を職員会議にかけると、さまざまな意見が出されて、往々にしてまとまらないということがありました。これでは、この会議の存在意義がありません。学校は民間企業のようにピラミッド型の組織ではないため、教員の中に上司・部下という意識は薄いように感じます。そのため、分掌や学年の責任者であっても、組織をまとめるというマネジメント力は弱いようです。
この会議の冒頭、私から次のような話をしました。
  ①現在、二極化が進み経営がうまくいっている学校とそうでない学校の差が大きくなってきている。この事象をとらまえて、「よくやっている」とか「できていない」という評価になるが、この原因は数年前にある。数年前にどういう取り組みをしてきたかが、今の業績に繋がっている。
  ②「およそ計画を立てて、それを達成するために色々な取り組みを行なっていくのが経営である。国も地方も企業も学校も人の家庭もすべて経営である。」この経営の枠組みは、ビジョンを明確にし、あるべき姿を描き、現状とのギャップを埋めるための戦略を構築することである。
  ③『戦略の失敗は戦術では補えない』という言葉があるが、しっかりと戦略を構築しておくことが大 切である。今は平成25年までの絵は描けているが、次の平成28年までの戦略を構築しておく必要がある。この際には世の中のトレンドを把握すると共に外部の人の意見をしっかりと聞くようにしたい。
  ④これから来年度の計画を立てることになるが、現在の中期計画の内容を見直し、誰が、何を、いつまでに、どうする、という具体策を作って欲しい。
  ⑤最後に、経営がうまくいっていないところは、概して問題を感じていてもなかなか手を打っていない。また、議論が多く物事がなかなか決まらない。お客様第一の視点が欠けており、内部優先になっている。
  ⑥最近のニュースを見ていても、東大の秋入学やグローバル化の進展に向けての人財の育成などのことが出てきている。常にアンテナを張り巡らせて、社会の動向を把握し、それぞれの立場でどういうことをやるべきなのかを考えるようにして欲しい。
  経営は、トップダウンも必要ですが、多くの人の力が集まらないとうまくいきません。〝衆知を集めた全員経営〟を目指していきたいものです。