高等学校B日程入試を終えて
2月17日(金)、高等学校B日程の入試を実施しました。B日程の入試は一般的に〝1.5次入試〟と呼ばれており、兵庫県ではすべての私学が実施するわけではありません。大阪府に隣接している私学についてのみ認められている制度で、本日が統一入試日ということになっています。大阪府の私学については多くの学校がこの1.5次入試を自由に実施していることを考えると、兵庫の私学については相当の規制がかかっていることになります。こういうこともあって、本日の志願者は44名(欠席1名)とA日程入試に比べると、ごく少ない人数ということになりました。従って、本日は中学・高校共通常通りの授業を実施し、学園の文化館視聴覚教室で筆記試験を行ないました。そして、選考会議を経て合格者を決定しました。
これで、高等学校の入試はすべて終了することになりましたが、本年度はA・B合わせて1036名の方に志願していただき募集定員(115名)に対する競争倍率は初めて9倍を超えました。志願理由は色々ありますが、以前に比べて「大学への進学実績」「国公立大学への進学希望」「きめ細かな学力指導」「外部講師によるゼミ」「補習体制の充実」といった将来の進路に対する項目が増える一方で、本校の伝統である「孝道」や「人間力の向上」「社会で役立つ力の養成」といったこともあげられています。いずれにしても私学には建学の精神が脈々と流れています。本校は大学進学のみを目指す学校ではありませんが、最近の生徒の学習に対する取り組みを見ていると、かなりレベルが上がってきたのは間違いありません。多くの方に志願していただくということは、それだけ期待が大きいということです。これからも〝生徒の育成〟という視点に立って、一層の改革を進めていきたいと思っています。