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生きがいのある人生を送る

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  松下幸之助氏の言葉に『この世は 生きがいの宝庫』というものがあります。「物事がうまく進まないと、人の心は腐りがち。〝つまらない。逃げ出したい〟といった気持ちもついつい生じてくる。しかし、一旦解決の糸口が見つかれば、問題であった障害が一転してやりがい、生きがいの素になることもある。その妙味をわきまえれば、生きがいが尽きることはまずあり得ない。」ということが示されています。
  これまでの自分自身の人生を振り返って見ても、何事も最初に自分の思った通りに進むことはまずありません。このようなことは長い一生の中でもごく稀なことではないでしょうか。通常は必ず、問題点が出て来るものです。大切なのはこの時にどういう姿勢をとるかということです。うまくいかなかったからといって、すっかり落ち込んでしまい、諦めてしまうということでは決して道は開けません。うまくいかなかった原因をしっかりと把握し分析することによって、新たな取り組みをスタートさせなければなりません。これで、成功すれば良いのですが、往々にして再びうまくいかないといったことも起ってきます。このようなことが、二度三度と繰り返されると、次第に失望感が広がってきます。しかし、幾多の試練を超えて得た成功体験は、その人の心にしっかりと刻み込まれ、大きな自信に繋がることになります。そして、更に高い目標に向かって挑戦する姿勢が身についてくることになります。この繰り返しが生きがいのある充実した人生に繋がるのです。また、松下幸之助氏は『僕には失敗はない。何故なら成功するまでやり続けるからだ。』という言葉も残しています。
  最近は、失敗を恐れてチャレンジしない。また、うまくいかないとすぐに諦めてしまうという傾向が目に付きますが、うまくいかない時は〝成長するためのチャンス〟であると前向きに考えて行動していきたいものです。