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国公立大学の推薦入試に11名が合格

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  近年、大学入試の選抜方法は私立・国公立とも随分多様化してきています。最初私立大学は独自の入試と指定校推薦による入学者の確保を行なっていましたが、小論文や面接を中心とした『AO入試』やセンター試験を活用した入試を取り入れるようになってきました。一方、国公立大学はセンター試験後に筆記試験を行なうというのが一般的でしたが、最近は推薦入試を取り入れるところが増えてきました。
  本校においても、これらの動きに応じて推薦入試に関心を示す生徒が出てきましたが、一般教科の指導に比べ、一人ひとりの生徒に対して志望理由書や小論文、面接等を個別に指導していくことが必要になります。小論文については、ともすると国語の先生が指導に当たることが多いのですが、大切なことは美しい文章を書くことではなく、何を訴えたいのかという内容なのです。そのためには、指導する先生が、日本や世界の現状や社会の動向、企業活動や新たな技術等についてしっかりと捉えておかなければなりません。つまり、生徒以上に先生方が勉強しなければならないということになります。そのため、先生方は「小論文の書き方」についての講習を受け、自ら創意工夫を加える等相当磨きをかけられたようです。このような取り組みの成果が、徐々に合格実績という形になって表れてきました。まず、私立大学への推薦入試合格者が増え、3年前までは1~2名しか合格しなかった国公立の推薦入試にも一昨年、昨年は5名、そして、今年は11名が以下の大学に合格しました。
  ◇大阪大学 ◇神戸大学 ◇大阪府立大学(2) ◇島根大学 医学部医学科 ◇鳥取大学 ◇滋賀大学 ◇京都教育大学 ◇神戸市看護大学 ◇鹿児島大学 ◇兵庫県立大学
  特に、〝二桁合格〟という目標を達成できたこと、昨年に続いて国立大学の医学部医学科に合格者を出せたことは、指導してきた先生にとっても大いに励みになったと思います。これから国公立大学の前期入試を迎えますが、この勢いを持続して昨年を上回る結果を残して欲しいものです。