川西市新任教員研修会の開催
2月14日(火)、川西市の新任教員25名を対象にした新任研修交流会において〝新任教員に期待すること〟というテーマで講演を行ないました。川西市は本校の位置する宝塚市に隣接していますが、同市の教育長が本学園理事会の監事ということもあって、お役に立てばということでお引き受けしました。
今回の全体研修会は本年度3回目ということですが、それぞれの先生はこの一年間に取り組んできた実践と成果、課題、今後取り組みたいことをまとめており、事前に目を通しました。
講演では、最初に日本や世界の現状について述べた後、グローバル化が進む中で、今日本は正念場を迎えていること、新技術が続々と生まれてきており将来やるべきテーマは数限りなくあること、大きな資源や広大な国土のない日本にとって、教育が最大のテーマであること等を話しました。そして、先生という仕事は子どもの人生を預かっていること、皆さんはゆるぎない志を持って取り組んで欲しいということを訴えました。
気になったのは、新聞を読んでいる人が実に少ないということです。よく〝学校は閉じられた世界である〟とか、〝学校の常識は社会の非常識である〟といったことが言われますが、これは決して褒められた言葉ではありません。一人ひとりの教員が社会の動向をしっかりと把握し、自ら多くの人脈をつくり、学校の教育活動の内容を積極的に公開する等開かれた学校づくりを目指して欲しいものです。
最後に〝教えることためには貪欲に学ぶこと〟が大切です。 日々たゆまぬ自己研鑽を続けて欲しいと思っています。