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修了式・離任式を終えて②

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  引き続いて、本年度で本校を退職される先生方の離任式を行ないました。最初に私から一人ひとりの先生を紹介し、ご挨拶をいただきました。これはそれぞれの先生の最後の授業であり、生徒達も真剣に耳を傾けていました。そして、生徒の代表から花束を贈呈し、拍手でお送りしました。
  続いて、私から生徒達に最後の挨拶を行ないました。
  〝これが皆さんにお話しする最後になります。私のこれまでの人生を振り返ると、学生時代はバレーボールに熱中。大学卒業後、66歳まで44年間さまざまな仕事をしてきました。22歳で松下電器に入社し、最初の20年間は本社で人事、その後暖房関係の事業や四国支店での営業等の仕事を担当し、通算で34年間勤務しました。そして、10年前に大阪府の公立高校の校長に就任し、雲雀丘学園の勤務は6年になります。この中でさまざまな人にお会いしてきましたが、社会で活躍している人には共通点があります。それは高い志を持ち、自分を厳しく律し、努力しているということです。まさに雲雀丘学園中学・高校の校是そのものを実践されているということです。私は人間の能力には大きな差はないと思います。はじめからイチローのような選手はいないし、医者も弁護士もいません。これらの人達は人の見えないところで、努力をしています。コツコツと真面目に取り組めば必ず道は拓けます。最後に皆さんに心がけて欲しいことを3つお話します。
  1つ目は「自分がして欲しいと思うことを人にしてあげる。自分がされたら嫌なことは絶対人にしない。」 
  2つ目は「1日1つ、爽やかな挨拶をする、ゴミを拾う、お年寄りに席を譲る、といった小さなことでいいから良いことをする。そして、1日1つ悪かったことを必ず反省する。そうすれば1日2つずつ成長することになる。この積み重ねが1年では730になり、10年では7300という大きな数字になる。」
  3つ目は「これから色々と迷うことがあると思うが、迷った時は思い切ってやるという前向きの姿勢が大切である。失敗を恐れず、挑戦する。」
  これから皆さん一人ひとりが雲雀丘学園を代表しているという自覚を持って行動し、充実した日々を送ってくれることを祈っています。〟