「見える化」へむけて
高校校舎の入り口は、すべての生徒の出入り口です。靴を履きかえて、校舎内に入ると、正面に60(ロクマル)ホールと呼ばれる、高校校舎を建て替えたときに記念して造られたホールがあります。60周年記念だから、60ホールというわけです。ホールの前にある柱に、50インチの大きなモニターをこのホール内から移設しました。両サイドには小さいモニターも付けましたので、サイドからも見えます。
何のためかといいますと、今まで、職員室には教職員用として、今日の予定や職員の動静等をモニターに映し出し、教職員が見られるようにしていました。予定、行動の「見える化」です。これと同じ考え方で、当然教職員用と内容は違いますが、生徒用の予定や当面の課題やテーマを映し出し、全生徒が見られるようにしました。少しでも、今の課題やテーマを生徒自身が意識して学校生活を送る手助けになればと考えてのことです。
新年度、生徒は気分一新頑張ろうとしています。また、各担任はクラス経営を学年は学年経営をそれぞれ考えています。教室へ入ればそのクラスの、学年のフロアーへ行けばその学年の雰囲気が伝わってきます。それらが、誰にでも分かる、視覚的にも分かる、「見える化」をすることによって目標が実現しやすくなるのではないでしょうか。