« クラブ活動のすすめ | メイン | 中学武道必修化について思うこと »

学問のすすめ

H24.4.20%E7%94%9F%E5%BE%92%E4%BD%9C%E5%93%81.jpg
          生徒作品 正方形⇔正三角形(形と絵柄の変化)
 今日はあいにくの天候ですが、立春から数えて6番目、二十四節季の「穀雨」、暦通りの雨です。

 「楽器がうまくなるために大事なのは、まずイメージ、自分の中に『いい』と思う音があればいい」(朝日新聞より)、府立淀川工科高校名誉教諭丸谷先生は言われています。言わずと知れた、全国に名を轟かせた吹奏楽部の名物顧問です。初心者でも必ずうまくなるそうです。
 勉強も同じだと思います。本にのめり込み、その世界に自分の身をおける人。地図を眺めて世界の町を思い浮かべる人。外国のことを知りたいと思い英語に興味を持つ人。原子より小さい物質が「ビッグバン」により膨張している宇宙にロマンを感じ、物理や天文が好きになる人。自然界の事象から本質に係わるところだけを抽象化し、その法則を「美しい」と感じ、数学が好きになり先生になった人。紅茶の色が変化するのに興味を持ち、「科学の芽」賞を受賞した本校の中学2年生(現在中3)もいます。
 自分の中に「いい」と思うことは、人によっていろいろだと思いますが、必ず自分にとっての「いい」があるはずです。すでに「いい」を持っている人は、それを実現させるために突き進んで下さい。まだ持てていない人は、学校での様々な取り組みに積極的に臨んで下さい。勿論、日々の授業の中で、きっと見つけることができるはずです。また、多くの友人から刺激を受ける事も、近道かもしれません。

 今日は穀物の成長を助ける「穀雨」。それにあわせて、人間の成長を助ける「学問のすすめ」でした。