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プロは芯をはずして打つ・・・

 ぬけるような青空のもと、真っすぐ高く舞い上がり遠くへ飛んでいくボール、ゴルフのドライバーショットの醍醐味です。芯を食ったショットと言ったりします。アマチュアにとってはこの一打がでれば、スコアが悪くても幸せな気分で帰れるものです。
 約1.14メートルの長さの先端についているクラブヘッドの芯でボールを打つことはアマチュアには中々難しいものです。プロにとってはそれほど難しいことではないようですが、芯で捕らえた真っすぐ飛んでいくボールを打つことを目標にはしていないようです。ギア効果というものがあって、ボールがヘッドの芯から外れて当たった時に、先端側(トウ側)に外れた時は左側に曲がるボール(フックボール)、シャフト側に外れた時は右側に曲がるボール(スライスボール)になります。芯を外した場合、それを境に曲がり方が正反対になるということです。目標に向けて打ち出しても、どちらに曲がるか分からないようでは勝負になりません。だから、曲がる方向が一定な持ち球を決めて、それを練習するそうです。言い換えれば、芯のどちら側に外して当てるかを練習しているということになります。プロでも、ラウンド中に納得するショットは少ないし、そんなものだと言います。むしろ、アマチュアの方が技量も伴わないのに、毎回納得するショットを求め過ぎているようです。
 完璧だけを求めるのではなく、ミスはあるものとして受け止め、そのミスを最小限にすることを考えて日々練習しているようです。ゴルフ以外にも当てはまることだと感じました。